象徴天皇制とは

06/06/2019

八田です、

日本国憲法で定められている、天皇を日本国及び日本国民統合の象徴とする制度を「象徴天皇制」と言います。

つまり、天皇とは日本国家と日本国民の「象徴」なのです。

そもそも天皇の地位はどれほどのものなのか?
というと、天皇という存在自体が「元首」または「君主」になるのか、の議論がなされますが、もともと日本国憲法において、元首についての記載がないので曖昧なのですが、ただ日本は、「立憲君主制」を取っているので、諸外国からは「君主」として扱われます。

補立憲君主制とは、君主の権力が憲法により規制されている君主制度のこと

実は、第二次世界大戦前までは、天皇は国の元首として、統治権を持っていました。

その権力を総攬(そうらん)して、軍の統帥権を保持していたのです。

総攬とは、統合して一手に政治や人心などを掌握すること
統帥とは、大日本帝国憲法下で、日本の軍隊を指揮監督する最高指揮権のこと

しかし日本は敗戦し、戦後は日本国憲法第1条で、先述したように「天皇は日本国の象徴である」と定められたことで、政治に一切関与できなくり、ただ日本の象徴として存在することになったのです。(勿論、これは建前です)

昭和天皇は「人間宣言」を行い、巡幸で戦争によって疲弊した国民を励ましました。

現在の上皇も、天皇時代に全都道府県を訪問し、震災の後には、被災地に出向き、一人ひとりに声をかけるなどして、象徴天皇としてのあり方を日々模索されていました。

 

敗戦で廃墟と化した横浜の街を視察する昭和天皇