経済とマネーリテラシーについて深く考える(3)

2019-05-22

【それは本当に必要なものですか?】

あなたは、テレビがないと、
冷蔵庫がないと、電子レンジがないと、
エアコンがないと、車がないと、
生活ができないと考えていませんか?

本当にそれらは必要なのでしょうか?
それとも思い込みでしょうか?

実のところ、ほんの50〜60年前までは、
これらは一般家庭には殆ど無かったモノばかりです。

50~60年前に無かったモノがないと、
生活ができないと考えているのはなぜでしょう?
今でも、それなしに生活している人も少なくありません。

ということは、「事実でないこと」を
信じているということになります。

なぜ事実でないことを信じているのしょうか?
それは、CMによって「洗脳」されているからです。

例えば、「冷蔵庫がないと食べ物が腐る」と
思い込んでいますが、

実際には冷蔵庫のない時代に腐っていた食べ物よりも、
現在、冷蔵庫の中で腐っている食べ物の方が
遥かに多いのはなぜでしょう?

テレビは一家に1台から部屋に1台になり、
それを便利で快適と信じていますが、

テレビが部屋に1台になってからは、
家族がバラバラになり、一家団らんが失われ、
共通の話題が少なくなりました。

それが便利で快適と言えるでしょうか?
新しいモノが入ってくるということは、
古い伝統が失われるということです。

新製品は、今まで無かったモノです。
つまり、無くても良かったモノです。

今まで無かったモノが入ってくるということは、
今まであった何かを失うということなのです。

例えば、
車は丸い方が良い、四角い方が良い、
流線型が良い・・・

スカートは長い方が良い、短い方が良い、
今年の流行色は、赤、白、グリーン、紫、ピンク等・・・

こうした流行というものは業界が演出したCMにすぎません。

流行とは、要らないモノを要ると思い込ませ、
要るモノを要らないと思い込ませるテクニックです。
詐欺や騙しと何ら変わりないのです。

1970年代に大手広告代理店(電通)が
提唱していた「広告戦略十訓」というのがあります。

それは次のような内容です。

1.もっと使わせろ
2.捨てさせろ
3.無駄使いさせろ
4.季節を忘れさせろ
5.贈り物をさせろ
6.組み合わせで買わせろ
7.きっかけを投じろ
8.流行遅れにさせろ
9.気安く買わせろ
10.混乱をつくり出せ

これが大量消費、大量廃棄、
使い捨ての社会をリードしてきました。

カラーテレビ、冷蔵庫、クーラー、ラジカセ、
電子レンジ、 ビデオなどが、次々とブームになり、

さらにマイカー、マイホーム、ゴルフ、土地など…
どんどん バブルが広がっていきました。

当時は土地を買っても株を買っても、
なんでも値上がりしました。

広告は大きな力になりました。

必要なかったモノを必要なモノに変え、
使えるモノを使えないモノに変え、
無意味なモノを大事なモノに変え、
大事なモノを無意味なモノに変えてきました。

まるで「魔法」です。
この大手広告企業のマジックに
日本の国民は大いに引っかかりました。
いや、今でも引っかかり続けています。

モア・アンド・モア(ますます多くのもの)・・・
企業は広告にお金をかけ、
新製品開発にお金をかけ、
売り上げの拡大には徹底的に努力しました。

人の欲望を刺激し、新しいモノを欲しくさせ、
今あるモノを要らなくさせました。

他人と比較して負けたくないと思わせて、
もっと新しいモノ・・・
もっと高いモノ・・・
もっともっと・・・
と際限なく欲望を煽るのです。

モア・アンド・モア・・・
この限りない欲望を煽ったのが
「広告」なのです。

こうして、現在のモア・アンド・モアの
価値観が確立したのです。

この「広告戦略十訓」ですが、
言葉を『逆』にすることで、
なぜかとても気分が爽快になります。
とても気持ちが良くなります。て

1.大切に使う
2.捨てない
3.無駄使いしない
4.季節を忘れない
5.贈り物をしない
6.単品、バラ売りで買う
7.だまされない
8.流行を追わない
9.気安く買わない
10.混乱に巻き込まれない

いかがですか?
実に気持ちの良い言葉になりました。

私たちは「広告戦略十訓」を逆にして、
「環境戦略十訓」 として世に広めるように
また日本の世は変わっていくとそう感じて
なりません。