経済とマネーリテラシーについて深く考える(14)

2019-06-06

【ベーシックインカム】
をご存知でしょうか?

ベーシックインカムとは、政府が国民全員に
生活するための最低限必要とされる現金を
無条件で定期的に支給するという構想です。

一見、ただのバラ撒き政策としかに思えませんが、
意外とメリットがあるようです。

メリット1:
例えば、生きるために最低限必要な現金が支給されれば、
週に3日ほど働いて、残り4日は勉強に没頭するとか、
1ヶ月は仕事を中断して旅行を楽しむなどの選択が
可能となります。

メリット2:
無条件で定期的にお金が手に入るとなると、
人は働かなくなるのではないか?
という心配もあるかと思います。

しかし、か生活していく為の仕事から解放され、
自分がやりたい仕事ができるようなれば、
逆に人の労働意欲は高まると考えられています。

例えば、真面目に働いている人より、
全く働かず生活保護の需給を受けている人の方が
収入が高い場合もあり、この生活保護を支給する
という制度は労働意欲の低下を招いているのですが、

一方で、ベーシックインカムは所得制限がないので、
働けば働くほど収入が増えるため、労働意欲が低下
することはないと考えられています。

メリット3:
これだけ食物に不自由のない時代になっている
にも関わらず、未だに飢え死にする人が後を絶たない
というのは、やはり社会の仕組みやルールが間違って
いる証しでもあります。

もし、ベーシックインカムが導入されれば、
生活保護とは異なり、面倒な手続きも要らないので、
餓死者が出るようなことにはなりません。

メリット4:
最近よく耳にするブラック企業というものがあります。
こうしたに企業に勤める人がいるのはなぜかというと、
生活していくためのお金が必要だからです。

人の弱みにつけ込んで人を奴隷のように働かせるのが
ブラック企業ですが、もしベーシックインカムが導入され、
生活に最低限必要なお金が支給されれば、

ブラック企業で働く人はいなくなりますので、
同時にブラック企業も消滅していきます。

メリット5:
この社会には、必要とされているのにもかかわらず、
大変で低賃金な仕事があります。

生活のために、大変な仕事を低賃金で行う人が
いるわけですが、ベーシックインカムが導入されば、
そうした仕事をやる人は少なくなります。

つまり、大変な仕事をしてもらうには
賃金を上げるしかないのです。

社会に必要な仕事ですから無くすわけにもいかず、
誰かがやる必要があるので、こうした仕事の賃金
も上がると思われます。

メリット6:
ベーシックインカムが導入されることにより、
人々の生活が保障されると、企業側も不要な人材は
カットしやすくなるので人件費を削減できるようになります。

メリット7:
ベーシックインカムは家族単位ではなく、個人単位で
お金が支給されるので、子供を作って育てるという負担が
なくなるので少子化を防ぐことが可能となります。

メリット8:
ベーシックインカムでは、必要なお金が保障されるので、
お金が稼げるかどうか分からないことや、
お金を稼がなくても好きなことに積極的に挑戦できるようになります。

失敗しても食べていけるので、色んなことに挑戦する人が現れ、
その中から面白いものが生まれていく可能性が大きくなります。

メリット9:
ベーシックインカムが導入されると、年金も生活保護も
不要になります。
年金が将来もらえるかどうかの問題、生活保護が
もらえない問題などが一発で解消されます。

また、年金や生活保護に関することに携わる
公務員も不要になりますので、人件費となっている
税金もカットできますし、雇用促進も不要になるので
大幅な人員(税金)をカットすることができます。

メリット10:
生活していく為のお金が保障されていないと、
仕事がない場合、仕事を作るための仕事を
行わなければならなくなります。

その結果、不要な建設物、製品などを作らなくてはならず、
自然環境が破壊されたり資源が浪費されることになります。

しかし、ベーシックインカムの導入によって不必要なものを
作ったり売りつけたりする事などがなくなり、
人の足を引っ張るようなことがなくなります。

メリット11:
無条件でお金が貰えるので、消費が促進され、
お金が循環するようになります。
その結果、経済が活性化し好景気とりなります。

メリット12:
銀行強盗やコンビに強盗、空き巣や引ったくりなど、
お金がなくて、やむなく犯行に及んでしまう
貧困による犯罪が減少します。

いかがでしょうか?

勿論、課題もありますがベーシックインカムには
多くのメリットがあることがお分かり頂けたと思います。

では、その財源はどこにあるのか?
という問題があります。

財源の候補は複数あるようで、
問題は財源があるかどうかではなく、
どこからそれを確保するかということです。

現行の税制を変えることなく、
現在の主な社会保障(年金、失業保険、生活保護)の
一本化で月額5万円の支給は十分可能だと言われてます。

が、現実問題として月額5万円で生活していくのは困難です。
そこで、相続税を100%にすることで月額7万円なら支給が
可能だといいます。

これは全員が相続を受けないことが前提になりますが、
皆がそれに合意できれば、今すぐにでもベーシックインカム
の導入は可能だということです。

ハードルが高いですが不可能ではないということです。

勿論、これは飽くまでも一例ですので、
考えれば財源の候補となるものはまだ沢山あると思います。

例えば、財政法を変えるだけでも、それが可能となります。

日銀は日本政府が株式の55%を保有していて、
未公開になってますが、残り45%を保有しているのは
国際金融資本家だと言われています。

ゆえに日銀を支配しているのは
国際金融資本家です。

しかし、半分以上の株を日本政府が持っている
ということは、株主は政府だということです。

財政法では、日銀が国債を買ってはいけない事になっていています。
ところが民間の金融機関である銀行は国債を手放しています。
そして、一般の銀行が手放した国債を日銀が買っています。

つまり、日銀が今、多くの国債を抱えている状況なのです。

政府が発行した国債を日銀が直接買い取れば、
財政法に反することになりますが、
一度、銀行に渡ったものを買い戻すのは
直接ではないので許されています。

というわけで、
今、日銀は国債をどんどん買っている状況です。

もし、財政法を変えれば、日銀が直接国債を買うことも
可能となり、もしそうなれば政府の財源は日銀から
出すことも可能となるわけです。

ということは、先述したベーシックインカムも日銀がお金
を出すことにより、不可能ではないということになるのです。

ともかく、この世からお金を無くし、無通貨社会にしてしまうか、
これまでとは全く異なるお金の仕組みを作ることが可能ならば、
この世の中を今よりも良いように改善することが可能なのです。

しかし、注意して欲しいのが、
日本にベーシックインカムが導入されるのは
恐らく5年以上は先のことだと言えます。

また、仮に10万円以上支給されたとしても、
安心はできません。なぜなら、昨日も述べた
ように、日本円・紙幣の価値が下がるからです。

感覚でいうなら、5〜6万円程度の価値になる
ことも考えられます。

いずれにしても、それまで耐えれるだけの
収入や資産が確保できているのであれば
良いのですが、、

やはり、全ての人に平等という概念は、
どこまで行っても困難ということは
目に見えてわかるような気がします。