5-3.ナチスドイツと日本の関係:語呂合わせ

現代建築は直方体が最も合理的であるとされていて、高層ビルの殆んどは箱形をしているのに対して、米国防総省(ペンタゴン)は、その名の通り五角形です。
ペンタゴンが建設され始めたのは1941年です。国防総省の本庁舎は、当初アーリントン墓地近くの農業試験場に建てられる計画でした。

補足

アーリントン墓地とは、ヒトラーの妻、エヴァ・ブラウンが埋葬されている墓地

 

しかし測量すると、その土地が歪んだ形状をしていて、やむなく五角形の建造物が設計されたのです。
ところが、そこへ景観問題が持ち上がり、急遽予定は変更され、当初の予定地から南へ2.4キロほど離れた場所に建設されることとなったのです。

その場所は平坦で区画も四角い土地でしだが、太平洋戦争が勃発したこともあって、当初予定のまま本庁舎は建造され、今のペンタゴンが完成したとされています。
五角形になったのは、当初の予定地の地形に合わせたとか、内部の移動がしやすいからというのが表向きの理由になってますが実際は違います。

米国防総省(ペンタゴン)には、そのモデルになったものがあるです。
それが前に紹介したチベットの奥地、サンポ渓谷にあるペンタゴンピラミッドです。

ペンタゴンピラミッドとは五角錐の上部をもった五角柱構造です。

 

これを意図的に真似して設計したのです。
なぜ米軍はチベットのペンタゴンピラミッドと同じような施設を建造したのか?

その理由は、ペンタゴンピラミッドは地底世界へと通じる出入り口だったからです。
それにしてもサンポ渓谷のピラミッドは、どうして正五角形なのでしょうか?

通常のピラミッドは四角錐ですが、五角錐という形状は、いったいどんな意味があるのか?
その謎を解く鍵は「魔術」にあります。

ユダヤ教神秘主義カバラが大本となっている西洋魔術大系には「召喚魔術(しょうかんまじゅつ)」があります。
「召喚魔術」とは秘密の呪文や儀式で、何らかの存在者を召喚する魔術で、簡単に言えば降霊術で魔霊などを呼び出し、超常現象や願望を叶えようとする秘儀です。

前にも言いましたが、ユダヤの伝承ではソロモン王は悪魔を使役して、世界中の富を集め絶対神ヤハウェの神殿を建設しました。
ソロモン王は、魔道具のひとつ「ソロモンの指輪」を手にし、様々な魔術を行うことができたといいます。

「ソロモンの指輪」とは、偽典の一つとされる『ソロモン書』に記された大天使ミカエルよりソロモン王に授けられた真鍮と鉄でできた指輪で、様々な天使や悪魔を使役し、あらゆる動植物の声までをも聞く力を与えると伝えられています。
後世、ソロモン王自身が魔術儀式の奥義を書物に残したと言われ、ソロモンの名にかこつけた魔術書などが作られました。

例えば、『ソロモンの大鍵』や『ソロモンの小鍵』は、マグレガー・メイザースによって英語に翻訳復刻して以降、「黄全の夜明け団:ゴールデンドーン」など多くの魔術団体によって受け継がれてきました。
マグレガー・メイザース(1854~1918年)は、秘密結社「黄金の夜明け団」の創立者の一人です。

マグレガー・メイザース

魔法陣とは正確には「魔法円」もしくは「魔法印」といい、魔術儀式における神秘図形のことです。
仏教でいうところの曼荼羅(まんだら) のようなもので、魔術護符「ペンタクル」などにも共通する幾何学模様とヘブライ語や記号が描かれてます。

召喚魔術は、地面に大きな魔法陣を描くことから始まります。
描かれた魔法陣の内部は聖域であり、邪悪な存在は入り込むことができないとされています。

魔術を行うものは、この魔法陣内に立ち、秘密の呪文や儀式を行うことで、天使や悪魔を異世界から呼び起こすらしいです。

左から「黄金の夜明け団」のシンボル、ペンタクル、ソロモンの鍵(魔術書)

(左)曼荼羅 (右)チベットの曼荼羅

邪悪な存在に対して霊的な防御効果があることから、魔法陣には魔除けやバリアの効果があると考えられてきました。
但し、魔法陣には霊的な存在を封印することもできれば、逆にそこから呼び出すこともできます。
そして、呼び出した悪魔を魔法陣に閉じ込めることも可能なのです。

こうした魔法陣の基本構造はカバラにおける象徴図形「生命の樹」にあります。
「生命の樹」の象徴を円内に幾何学図形や記号、呪文によって表現したものが魔法陣なのです。

「生命の樹」の裏は「死の樹」であり、両者は表裹一体です。
つまり、天使を召喚することもできれば、悪魔を召喚することもできるというわけです。

具休的に魔法陣には様々なバージョンがありますが、古典的な構造はいたってシンプルで、中心に描かれるのは「五芒星:ペンタグラム」と「六芒星:ヘキサグラム」です。
ユダヤ教において、ペンタグラムは「ソロモンの星」、ヘキサグラムは「ダビデの星」と呼ばれ、いずれもイスラエル人のシンボルとされています。

地底世界と地上世界を結ぶ出入り口もまた、ひとつの魔法陣というわけです。
魔法陣だから、その形状はペンタグラムを内包するペンタゴンピラミッドになっているのです。

これらを理解するには、同じカバラにルーツをもつ陰陽道を理解しておく必要があります。

古代イスラエル人が日本列島に渡来したことは既に紹介済みですが、彼らは古代日本で「神道」という日本独自の宗教を作りあげました。
神道のルーツは、古代ユダヤ教であり、原始キリスト教です。よって神道の奥義はカバラにあるのです。

日本語ではカバラのことを「迦波羅」と書き、迦波羅とは「陰陽道」の別名で、正しくは裏の名前であり、裏の陰陽師を「漢波羅」と称します。
どちらにせよ、「陰陽道=伽波羅」は日本の魔術というわけです。
ということは、魔法陣でもあり、それは西洋魔術と同じく描かれる基本構造は五芒星です。

陰陽道では、この五芒星のことを「セーマン」とか「晴明桔梗紋」と呼び、これは陰陽師「安倍晴明」からきている名称で魔除けのシンボルとされてきました。
陰陽師は地面に五芒星を描くことによって魔物を封じ込めるための結界を張ります。

 

また、陰陽道では「数」にも陰と陽があると考えられ、奇数が陽数であり、偶数が陰数となります。
表の陰陽道の魔法陣が五芒星であるのは、陽数「5」から成るからです。
したがって、裏の迦波羅の魔法陣は、それに「1」を加えた陰数「6」から成る六芒星が基本となるのです。

また、六芒星は「裏セーマン」であり、通称「カゴメ紋」として知られます。
カゴメ紋もまた、セーマンと同様、古くから魔除けのシンボルとして描かれてきました。

ケチャップで有名な「カゴメ」のロゴマークは、もともと篭目(六芒星)でした。

 

森羅万象すべては陰と陽から成ると考える「陰陽道=伽波羅」において、「五芒星=セーマン」と「六芒星=カゴメ紋」は表裏一体なのです。
そして両者の合計した数、つまり「5+6=11」の「11」は、「生命の樹」における球体「セフィロト」の数に等しいのです。

「11」は生命の樹:セフィロトの大径の数で、「22」はパス(小径)の数です。つまりこれらは、カバラにおける聖数となります。
また、数秘術「ゲマトリア」においても「11」と「22」は特別な数として聖別されます。

陰陽道にあって五芒星と六芒星の組み合わせは、「5」と「6」を合わせるという意味で「五六合わせ」…すなわち「語呂合わせ」として解釈されるのです。

「語呂合わせ」といえば、駄洒落(だじゃれ)の一種とされてますが、言葉の「音」そのものに意味があるとする言霊(ことだま)でもあるのです。

数字の語呂合わせの例は下記のとおりです。

語呂合わせの例

  • 4649=よろしく
  • 37564=皆殺し
  • 1564=人殺し
  • 893=ヤクザ
  • 450=よごれ
  • 931=くさい
  • 315=最後

 

カバラの聖典「ゾーハル」や「イェツィラー」には、こうした語呂合わせが多数出てきますし、フランスの預言者ノストラダムスが残した『諸世紀』にも語呂合わせが散りばめてあり、これはカバラでなければ理解できないようになっています。

(左)カバラの聖典ゾーハル (右)預言者ノストラダムス

 

地底世界と地上世界を結ぶ出人り囗は、ヘキサゴンピラミッドとペンタゴンピラミッドの「語呂合わせ=五六合わせ」となっていて、それはすなわち、ヘキサグラムとペンタグラムの魔法陣が表裏一体になっているのです。

陰陽師という存在が、この世の動きにどれだけ深く関わっているか、またどれだけの影響を与えているか、野村萬斎主演の映画をご覧頂くと分かると思います。

AmazonのPrimeVideoでも見れます。

 

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