2-7.ナチスドイツと日本の関係:トゥーレ協会

ドイツ貴族ルドルフ・フォン・ゼボッテンドルフによって、1918年に設立された「トゥーレ協会」という右翼秘密結社があります。

神智学によるアーリア至上主義を標榜し、反ワイマール共和国、反ユダヤのプロパガンダを広めることを目的とした団体で、シンボルとしてハーケンケンクロイツと剣の紋章を掲げていました。

ちょうどこの頃は、第一次世界大戦でのドイツの敗戦が決定的になった時期です。

ドイツ帝国の君主らは次々と退位していき、それに代わって共和国を日指す「レーテ」が各地に結成されました。

補足

レーテとは、ドイツ革命前後のドイツで発生した兵士と労働者による評議会組織

(左)トゥーレ協会のシンボル (右)1918年11月、帝国議事堂に押し寄せるレーテ

 

レーテが各地に結成され、混乱した政治状況のなか、一方では民族主義的右翼団体もどんどん誕生し、それらの母体となったのがトゥーレ協会でした。

レーテと敵対するトゥーレ協会には、政治活動家でもあり神秘主義者でもあるディートリヒ・エッカートがいました。

青年期のディートリヒ・エッカート

 

さらにいうとハウスホーファーもいました。

政治的な秘密結社とされるトゥーレ協会でしたが、その実態は神秘主義結社だったのです。

トゥーレ協会は、北極圏には未知なる世界が広がっていて、そこには幻の島トゥーレから逃げ延びた人々が今も住んでいる…そうした思想は北極を通り過ぎて地底へと興味を示すことになったのです。

事実、トゥーレ協会の影響を強く受けたナチスドイツは、知られざる地底世界の入り囗を見つけるべく世界中に探検隊を派遣しています。

そして彼らが見つけた地底世界とは、まさに地球内部にある世界だったのです。

尚、1937年、フリーメイソン及びその類似団体の活動が禁止されたためトゥーレ協会は解散してます。

 

 

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