(5)日本には二種類の神社が存在

 

神社に参拝する際、その作法として、一般的には「二礼二拍一礼」を行います。
これが一般化したのは、実は明治以降のことであり、実際は正しい作法ではありません。

正しい三拝の作法は、「三礼三拍一礼」です。
事実、殆どの神社が三柱の神様を祀っているので、それぞれの神に拝む必要があり、三礼三拍が正しいのです。

なのに、明治新政府は国家神道を創ったときに、「二礼二拍一礼」に変えてしまったのです。

例えば、参拝の「参」は漢数字の「三」と同じ意味なので、「参拝=三拝」となります。
だから参拝に行くまでに通る道を「参道」と言い、これも「参道=三道」となるのです。

因みに、出雲大社の正式な参拝作法は「ニ礼四拍一礼」となります。
が、年に一度(5月14日)の大祭礼では八拍行います。

数字の「八」は古くより無限を意味するので、八拍は神様に対して限りない拍手をもってお讃えするといった意味合いがあるようです。

では、伊勢神宮はどうか?というと、「八度拝八開手(はちどはい やひらで」という作法があり、これは八回の深い礼の後、拍手を軽く八回叩くとされます。

が、実際に伊勢神宮で行っている「八度拝八平手」は、起拝を四回、座した状態で拍手を軽く八回、その直後にまた軽く短い拍手を一回、そして座したまま一拝します。
さらに、この一連の動作をもう一度繰り返します。

 

ただこれは、祭祀の際に神職が行う作法であり、一般の参拝者が行うものではありません。

因みに、両手を挙げて「万歳」を三度繰り返し唱える「万歳三唱」や、物事が無事に終了したことを祝し、掛け声とともに柏手を打つ「三本締め」などがあるように、日本にとって「三」という数字は非常に重要なのです。

それから、なぜ伊勢神宮と出雲大社では、一般の参拝者、神職ともに作法が違うかというと、基本的に伊勢神宮をはじめとする神社の殆どは秦氏系の神社で、出雲大社とその系列の神社は物部氏系の神社だからです。

つまり、神社は基本的に大きく分けて、2つの種類があるということです。

 

2 件のコメント

  • du0nc3rbun@gmail.com より:

    なるほど、やはり両社は違うのですね!
    神職は神職で当然違うというのもよく分かりました。

  • kyorintomo@yahoo.co.jp より:

    正しい作法が三礼三拍一礼とは知りませんでした。
    なぜ間違った作法が定着してしまったのか疑問です。

  • コメントを残す