(6)第一次世界大戦の真相

 

ドイツ、オーストラリアを中心とした同盟国とイギリス、ロシア、フランスの三国協商の対立を背景に、1914年に勃発し、1918年まで続いた「第一次世界大戦」とは、どんな戦争だったのか?遡ってみます。

補足
同盟国:ドイツ帝国・オーストリア・ブルガリア・オスマン帝国
※イタリアは、もともと同盟国でしたが、イギリスとのロンドン秘密条約(1915年)を締結後に三国同盟を脱退し、第一次世界大戦では連合国として参戦
連合国 :イギリス・フランス・ロシア帝国・日本・アメリカ・セルビア・モンテネグロ・ルーマニア・中華民国・イタリア

 

第一次世界大戦は、科学の発達により、それまでの戦争のカタチとは大きく変わり、戦闘機や戦車、軍艦、化学兵器、大砲、機関銃などの武器が大量に使用されました。

これにより、軍事力は科学技術によって増強し、さらに国家総動員が戦勝の要因になりました。したがって、それまでは戦争の影響は兵士のみだったのが、一般の国民にまで拡大していきました。

この第一次世界大戦では、7000万人以上の人が参戦し、900万人以上の兵士と、700万人以上の兵士以外の人が死亡しました。

最終的には米国が参戦したことにより、連合国側が勝利しましたが、この戦争のわずか21年後の1939年には、「第二次世界大戦」が勃発してしまうという始末です。

 

そもそも、第一次世界大戦が勃発した原因は何か?

19世紀、ヨーロッパ諸国では産業が発達したことにより、生産過剰状態が続いたため、世界は不況に陥り、生産した製品が自国の中では売り切れなくなったのです。

そこで、各国はこの不況をどうにかしようと、市場を増やす努力をしたり、植民地支配に力を入れることになります。そして、多くの国々がヨーロッパの植民地にされたのです。
とくにアフリカでは、エチオピアとリベリア以外の全土が植民地にされてしまい、東南アジアも主な植民地とされました。
この植民地の確保は、多くの紛争や対立を生みました。

フランスを牽制するために、ドイツは三国同盟として、オーストリア、イタリアと結束しました。これに対してイギリスは、フランス、ロシアと協商を結び、各国が睨みをきかせる状態でした。

そんな中、第一時世界大戦が勃発する原因となったのが「サラエボ事件」です。
これは、オーストリアのハンガリー帝国の皇太子夫妻が、20世紀初頭のセルビアで設立された民族主義的秘密結社「黒手組」の一員によって暗殺されるという事件です。

 

この事件が引き金で、第一次世界大戦へと拡大していくのです。

「サラエボ事件」によって、オーストリアはセルビアに対して宣戦布告をしました。これに対して、セルビアの後ろ盾であったロシアが総動員令を出しました。
一方で、ドイツはシュリーフェン・プラン(ドイツ軍による対フランス侵攻作戦計画)を始動しました。
これに対して、イギリスはドイツに宣戦布告しました。

このように次々に攻めだし、ついには、このサラエボ事件によって、ヨーロッパ戦争が始まり、その後、日本や米国も参戦し、世界規模の戦争へと発展して行ったのです。

最初は同盟国と連合国との戦争だったのに、なぜ距離の離れた日本が参戦したのか?

1902年、ロシア帝国の極東進出政策に対抗する目的として、日本とイギリスは軍事同盟を結んでいます。これを「日英同盟」と言いますが、簡単に言えば、イギリスが1ヶ国と戦った場合は、日本は中立を守り、2ヵ国以上と戦った場合は、イギリスに加勢するというものです。

つまり、第一次世界大戦はイギリスが参戦している時点で、日本は参戦せざるを得ない状況だったのです。

日本にとってこの戦争に参戦することは、中華民国で勢力を拡大する絶好のチャンスでした。そう、日本が第一次世界大戦に積極的に参戦したのは、戦争を利用して利益を得ようとしていたからなのです。

日本は、「勢力の拡大」と「不況からの脱却」を狙っていたのです。

そして、ヨーロッパ諸国が戦争に気を取られている隙を狙って、中華民国へ進出し、ドイツが持っていた権益を奪っていきました。

日本は日英同盟を理由に、第一次世界大戦に連合国側として参戦し、ドイツに宣戦布告しましたが、これは中華民国に進出のための布石だったのです。

こうして日本は、ヨーロッパ諸国が戦っている隙に、アジア・太平洋地域におけるドイツの本拠へと進出し、青島、山東省を接収したり、赤道近くにあるドイツ領の南洋諸島の一部を占領しました。
その他にも、大戦中にあったヨーロッパ諸国が、中華民国問題に介入できないことをいいことに、中華民国政府に21カ条の要求を突きつけ、勢力の拡大を図りました。
これにより、中華民国では反日感情が高まり、欧米も日本に対して警戒心を抱くようになったのです。

第一次世界大戦において、日本が得た利益は勢力の拡大だけでなく、輸出を大幅に拡大し、好景気を迎えました。

日本という国は、美化されてる面が多々ありますが、実際はこのように卑劣で汚いことを行ってきているのです。

しかし、これらは当時の日本国民が国家神道というシステムに操られていたからなのです。
日本の神道は、もともとは正しい教えですが、政府が「国家神道」という間違った教えに置き換えたため、神道全体が悪い教えのようになってしまい、政府の暴走、国民の暴走を誰も止められませんでした。

その結果、1945年8月6日、広島に原子爆弾を落とされるまで戦争をやり続け、それでもまだやめず、同月9日に長崎にも二発目が落とされてしまったのです。

そうなるまで分からないくらい、国家神道は完全にカルトと化していたのです。

 

2 件のコメント

  • du0nc3rbun@gmail.com より:

    幕末からこの辺りにかけて、日本が欧米式に染まっていく様子がよく分かりました。
    朝鮮人や中国人が日本に圧力をかけてくる理由がよく分かります。
    僕も今の日本政府を見ていて、「中国や韓国の主張も一理あるのではないか?」と思っていましたが案の定です。

    この当時の日本の卑劣さを今の日本政府が引き継いでいるのではないでしょうか?

    近代の日本はもうこの時から土台が失われていて、現代に引き継がれ、徹底的に悪の方向に突き進んでいるのがよく分かります。

    本来、日本政府がやらなきゃいけない事をアメリカにやってもらったり、そのせいでアメリカの言いなりになって金を巻き上げられ、国民から金を吸い上げて献上している有様です。
    世界最悪の組織ですね、日本政府は。
    これらを正すためには、大きな破壊が起きるのは必至なので、今後気を引き締めていこうと強く思います。

  • kyorintomo@yahoo.co.jp より:

    日本人に限って汚い真似は行わないと信じていましたが最悪ですね。
    私自身が美化された歴史を見たかっただけかも知れませんが・・・

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