(15)天地開闢

 

『日本書紀』には「一書に曰く」という記述があるので『古事記』より重要度が低いとされていますが、実際は日本書紀の方が重要度が高いのです。
というわけで、これから記紀神話の「天地開闢(てんちかいびゃく)」の段で登場する神を紹介したいと思います。

因みに、天地開闢とは、世界が初めて生まれたときのことを示します。

古事記によると、日本で一番最初に誕生した神は、次の3柱とされています。

・天之御中主神(アメノミナカヌシ)
・高御産巣日神(タカミムスビ)
・神産巣日神(カムムスビ)

この最初の3柱の神を「造化三神」と呼びます。

その後、次の2柱の神が誕生します。

・宇摩志阿斯訶備比古遅神(ウマシアシカビヒコヂ)
・天之常立神(アメノトコタチ)

最初の3柱の神と、後の2柱の神を合わせて「別天津神(コトアマツカミ)」と呼びます。

今紹介した5柱の神「別天津神」の後に誕生したのが、「神世七代(かみのよななよ)」という12柱の神です。これを「天神七代」とも呼びます。

・之常立神(クニノトコタチ)
・豊雲野神(トヨクモノ)
・宇比地邇神(ウヒヂニ)・須比智邇神(スヒヂニ)
・角杙神(ツノグヒ・ツノグイ)・活杙神(イクグヒ・イクグイ)
・意富斗能地神(オホトノヂ)・大斗乃弁神(オホトノベ)
・於母陀流神(オモダル)・阿夜訶志古泥神(アヤカシコネ)
・伊邪那岐神(イザナギ)・伊邪那美神(イザナミ)

 

それにしても、12柱なのになぜ七代なのか?

実は最初の2柱の神は、性別のない独り神ですが、それ以降は男女一緒に誕生しているので、2柱を「一代(ひとよ)」として数えられたのです。

そして、神世七代の一番最後に誕生した「伊邪那岐神(イザナギ=男)」と「伊邪那美神(イザナミ=女)」が日本の島々を創っていくわけです・・・

伊邪那岐と伊邪那美

 

因みに、古事記と日本書紀では、登場する神の名前(字や読み方)少し違っています。

 

2 件のコメント

  • du0nc3rbun@gmail.com より:

    なるほど、性別のない神様も登場してきましたね。
    途中で性別のある神様が生まれて、なんとその最後に生まれたのが伊邪那岐と伊邪那美だったんですね。
    その男女という性別から後に日本の東と西の衝突などが生まれていくのでしょう。

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