(10)ユダヤ人が成功する理由【失われたイスラエルの十支族①】

ユダヤのことをよく知るには、まずイスラエルの歴史を知る必要があります。

『日本の真の歴史』を読まれていれば、大まかにはご存知だと思いますが、重要なポイントだけ少し細かくお伝えしたいと思います。

紀元前2000年頃、メソポタミア地方(現在のイラクの一部)にアブラハムという人物がいました。

アブラハムは、イスラエルの祖と言われています。

彼は羊飼いだったので、常に羊たちの食べ物を求めて移動しなければいけませんでした。

このように住む地を移動する…つまり遊牧民のことを、当時のメソポタミア地方の言葉で「ハビル」と呼びました。

このハビルが、いつの間にか「ヘブル」に転訛し、ヘブル人と呼ぶようになったのです。

因みに、日本では古代イスラエルのことを「ヘブライ」と言いますが、世界では「ヘブル」と言います。

このヘブル人の祖であるアブラハムの時代も、それより古い時代もそうですが、絶対神のことを「ヤハウェ」と呼びました。

因みに、ヤハウェを英語では「エホバ」と呼びます。

 

ところで聖書には、ヤハウェへの貢ぎ物として「10分の1」という数字が出てきます。

例えば日本で言いえば、米を10俵採ったら、そのうちの1俵(60kg)を神に返さなければならない、という決まり事があります。

昔の農家は年貢を納めていましたが、四国地方において「10分の1」という記録が出てきました。

日本の税金もそれぐらいなら国民は生活に支障がありませんが、何でも税金として搾取しまくっている今の政府はある意味、神の法律を破っていることにもなるのです。

 

イスラエルに話を戻しますが、当時は「サレム」という地があり、これが後の「エルサレム」になるのですが、このサレムの地に住んでいた「セム」のところに、民たちは10分の1の貢ぎ物を持って行ってました。

お気づきでしょうか。

セムといえばノアの息子ですが、この時点でまだ生きているのです。

彼は1000年くらいは生きたと言われていて、ノアの大洪水以前は人間の寿命は1000年位あり、その後どんどん短くなり、50年以下の時代もあったようで、現在は少し長くなって最高寿命が120年位になっています。

 

さて、イスラエルの祖であるアブラハムには、現在わかっているだけで妻が二人いたとされていて、正妻を「サラ」といいました。

アブラハムの正妻であるサラには、なかなか子供が出来ずに困り果てていました。

そこで、サラは女召使いであったエジプト人の「ハガル」との間に、アブラハムの子孫を残してほしいと頼みました。

アブラハムもハガルもサラの願いを聞き入れ、アブラハムとハガルは肉体関係を持ち、子供を身ごもりました。

ところが、その後ハガルは女主人であるサラのことを見下すようになります。

補足
子孫が絶えないようにするために、妻に子供ができなければ、別の女性と肉体関係を持たせて子供を産ませるという習わしは昔は当たり前であり、日本でも武士などはそうでした。

サラが夫のアブラハムに、ハガルに見下されていることを伝えると、アブラハム(夫)は、サラ(妻)がハガル(妻の女召使い)を自分の思うように扱っても良いと許可したので、サラはハガルを虐めるようになりました。

サラから虐められたハガルは、やがてサラとアブラハムのもとから逃げたのでした。

後にハガルの前に神の御使い(天使)が現れて、「神はあなたの苦悩をご覧になられたので、神はあなたの子孫が増えることを約束された」と伝えました。

そして、ハガルが産んだ子供が「イシュマエル」です。

 

アブラハム(ヘブル人)とハガル(エジプト人)との間にできた子供イシュマエルが、のちの「アラブ人」です。

ということは、アラブ人はある意味、ヘブル人でもあるのです。

だからアラブ人は旧約聖書(タナハ)も信じるのです。

 

イシュマエルが産まれた時、アブラハムは86歳でした。

神はハガルに、女主人であるサラのもとへ帰るように言われたので、ハガルは帰りました。

 

14年後、正妻のサラは「イサク」を産みました。

やがて、ハガルの息子であるイシュマエルは、サラの息子であるイサクをからかうようになります。

※イシュマエルとイサクの関係性は、こちらの図をご覧下さい。(赤丸で囲んでいるところ)

そこでサラは、ハガルとイシュマエルを追い出すようにアブラハムに頼みました。

アブラハムにとって、その頼みは良い気がしませんでしたが、神もサラの頼みを聞き入れるように言われたため、彼は仕方なくハガルを追い出しました。

アブラハムの家を追い出されたハガルとイシュマエルは、その後、荒野を彷徨うことになるのです…(旧約聖書 創世 参照)

と、この話はここで終わりたいと思いますが、お気づきでしょうか?

そう、もともとはヘブル人もアラブ人も兄弟同士なのに、なぜか仲が悪くなっているのです。

イサク
「イサクの燔祭」に登場する、アブラハムによって神への生贄にされようとする息子。
詳しくは『日本の真の歴史』をご覧下さい。

イサクの燔祭では、イサクは少年のように描かれていますが、実は20歳を超えていたといいます。

この出来事はある意味、アブラハムが神をどれだけ信仰しているか?を試されたとも言えます。

どんなことであっても、神の命令には従う…つまり、アブラハムがヘブル人の祖となる以上、彼の信仰の強さをベースにしないといけなかったわけです。

ということは、アブラハムから続く、後のヘブル人のためでもあったのです。

 

イサクの代に入ってから彼には「ヤコブ」という息子が誕生しますが、ヤコブは天使と格闘します。

ご存の通り、日本の相撲はこのヤコブと天使の格闘が原型になっていると言われています。

また、通常は相撲と言えば二人で戦うものですが、これを一人で演じて人々を楽しませる「独り相撲」というものがあります。

この独り相撲は、愛媛県今治市の大山祇神社で、春の御田植祭(おたうえさい)祭と秋の抜穂祭(ぬいぼさい)で毎年行われる神事です。

この神事では、一人の力士が目に目ない対戦相手がいるかのような振る舞いを行います。

なぜそうした神事を行うかと言うと、ヤコブと天使の格闘では、天使は霊体なので通常は見えないし、見えていてもユダヤ教は偶像崇拝禁止だから、独り相撲という形で残っているとされています。

 

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