タルムードと神道(21):朝の祝祷(日本編)

日本においては、決まった朝の祝祷の習慣はありませんので、ユダヤ人の祝祷の習慣について考えてみましょう。

毎朝私たちは主を称え、「私をゴイム(異教徒)とはなさらなかった方」・・・ユダヤ人の定義は、両親のどちらかがユダヤ人、あるいはユダヤ教を学び、戒律に従うことを誓うことだそうです。

つまり、ユダヤ教を学び、実践をラビの前で誓えば、私たちはユダヤ民族として迎え入れられることになります。

予定説

「私たちの人生はすでに決まっている」…神が助ける人、神が助けない人は既に生まれた瞬間から決まっている…という考え方がプロテスタントにあります。

今、これを読まれていあなたは、日本人においては比較的少ないユダヤ神学を学ばれている一人ということになります。

これを読んで、何も心に感じることなスルーする人もいれば、反発される人もいるだろうし、逆に共感される人、一部は共感し一部反発される人もいるでしょう。
どのように心が動くかは、人それぞれです。

しかし予定説によると、それはもう決まっているもので、神の恩恵を与えられる選ばれている人間であれば、共感をして、神学をさらに深めて行くはずですし、最初から選ばれていなければ、どれだけ人が説得をしても学ぶことはないそうです。

あなたがこのコンテンツをどれだけ熱心に学んでいるかは存じませんが、今これを読まれている時点で、おそらくユダヤ的な視点からすれば、ゴイムではなく敬虔な人間として生を頂いた…ということになり、神に対して感謝し、祝祷を唱えるということになると思います。

聖者の研究

ユダヤでは、皆、幼少期から学ぶのが『トーラー』と『タルムード』ですが、彼らは聖典を必ず学んでいます。

Facebookの創業者マークザッカーバーグも、Microsoftの創業者ビルゲイツも、Googleの創業者ラリーペイジも、例外なくトーラーとタルムードの聖典研究を行っています。

実際に、エルサレムの書店で並んでいる書籍の大半は『FXトレード』、『デジタルマーケティング』、『金融工学』などではなく、むしろ「聖典研究の注釈書」と「トーラーから見るビジネス倫理学」ばかりです。

富裕層が世界で最も多いとされるユダヤ民族が、一番力を入れて学んでいるのが実は聖典なのです。なので、本当に旧約聖書は神が与えた書籍なのかもしれません。

なお、もともと「大学」は牧師や神官のための教育が発祥であり、神学研究が根底にありました。

形而上のことも考えながら世界を観れるようになった方が次元が広がり、形而上を考えた方が理解しやすい事柄は沢山あります。

つまり、神様が定めた法則に反しないように人生を過ごしていけば良いので、それを活かせるところは沢山あります。

こうした学びを「賢者の学び」と呼びますが、賢者と呼ばれる人は東洋・西洋どちらにもいて、その代表として、孔子、孟子、孫子、仏陀、伏羲、イエス、モーセ、聖徳太子、アリストテレス、プラトンなどが挙げられます。

吉田松陰も、孔子、孟子、孫子を研究していましたし、武士や中国も四書五経(ししょごきょう)を学んでいました。

補足
四書五経とは、儒教の経書の中で特に重要とされる四書と五経の総称。
宗の時代に朱子が四書を加え、「易経」「書経」「詩経」「礼紀」「春秋」の五経と、「大学」「論語」「孟子」「中庸」の四書からなる。
ただしこのうち「大学」「中庸」はもともと『礼記』の一章を独立させたものである。

つまり、国家の重役や上層部は、こうした賢者の学びを行っていたのです。

ユダヤ人は教科書としてトーラーを学び、日本人と中国人は教科書として四書五経を学び、一文字一文字、意味を噛み締め、ゆっくりと理解を育む教育がされていたのです。

日本人は戦後、こうした「賢者の教え」を学ばなくなりましたので国が衰退して行ってます。

本来の日本を取り戻すためにも、私たちは、こうしたことを積極的に学ぶべきなのです。

本来の日本人は、ユダヤ人に劣らないほど形而上的な考え方をしていた民族で、世界で最も地位が高いとされる天皇陛下を頂いている国です。

また、日本神話である古事記は、実は日本だけのものではなく、世界のものなのです。

一説では、イラン高原(ペルシャ高原)付近で文明が紀元前5000年ほどまでに発生し、そこから文明が東洋と西洋に分かれ、西洋を治めたのが須佐之男尊(スサノオノミコト)で、彼が創造神なのではないか?という解釈もあります。

イラン高原

古事記の須佐之男尊のコンテンツはこちらでお伝えしました。⇒ 須佐之男尊

事実、天照大神の統治の仕方は「シラス国(=知らす)」であり、これは人々がどのような生活をしているのかを「知る」というところから来ています。

上皇陛下が東北大震災の時に、被災地に自ら訪れ、慰安されている姿は、まさに「知らす」のお姿です。

一方、須佐之男命の統治方法は、「領く(うしはく)」であり、これは、主として君臨するものが、国や民を所有物と見なし私的に支配する…という概念であり、西洋の君主たちは常に「領く」の存在だったので、革命などを恐れ、住んでいる場所はお城で、常に高い城壁によって守られていました。

一方、天皇陛下のお住いである皇居は、もともと江戸城跡地のため、石垣は残っているものの、殆どが生け垣であり高い城壁は見当たりませんし、京都御所にも垣はあっても城壁などはありません。

皇居

御所

ダーウィンの進化論

ダーウィンの進化論と言えば、この世における生物のそれぞれの種は、原始生物から環境に適応しながら自然淘汰を経て、徐々に進化してきたとする説ですが、そうしたDNAは見つかっていない…というのが近年になり発表され、進化論はデマだったことが分かっています。

進化論

つまり、アウストラロピテクスが徐々に進化をした…というのは、あくまでも仮説であり、科学ではありません。むしろ近年の研究結果からすれば、こうした仮説は否定されています。

アウストラロピテクスの復元像

また、ユダヤの第二の聖書とも言われる『シオン賢者の議定書』によれば、神を死んだと思わせることが全体の弱体化に繋がる…ということで、ドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェや、イギリスの生物学者チャールズ・ダーウィンや、ドイツ・プロイセン王国出身の哲学者カール・マルクス等を積極的に広げたとも言われています。

シオン賢者の議定書

ニーチェ

ダーウィン

マルクス

科学が発達したことは、人類にとって素晴らしいことですが、同時に形而上の存在を忘れてはいけないと思います。

八田塾で学んで、次世代を創るリーダーとなられる皆さんには、形而上学の研究や実践を行い、世界により良い影響を与えて頂きたいと願っております。

 

本日の課題

1:今回の学びで感じたことをシェアしてください。

 


これまでの「タルムードと神道」の学び

タルムードと神道(1):日ユ同祖論(1)

タルムードと神道(2):日ユ同祖論(2)

タルムードと神道(3):日ユ同祖論(3)

タルムードと神道(4):日ユ同祖論(4)

タルムードと神道(5):日ユ同祖論(5)

タルムードと神道(6):日ユ同祖論(6)

タルムードと神道(7):祈りについて

タルムードと神道(8):朝の目覚め

タルムードと神道(9):朝の目覚め(日本編)

タルムードと神道(10):手を洗い清める

タルムードと神道(11):手を洗い清める(禊)日本人編

タルムードと神道(12):礼儀正しい装い

タルムードと神道(13):礼儀正しさ(日本編)

タルムードと神道(14):排泄行為

タルムードと神道(15):排泄行為(日本編)

タルムードと神道(16):祈りの清浄な場所

タルムードと神道(17):祈りの清浄な場所〈日本編)

タルムードと神道(18):祝祷の掟

タルムードと神道(19):祝祷の掟(日本編)

タルムードと神道(20):朝の祝祷

2 件のコメント

  • kyorintomo@yahoo.co.jp より:

    進化論は辻褄が合っていないのでは?と学生の頃から思っていましたので納得です。

    力で支配する社会に美しさはありません。力で支配されたい人など居ないからです。幸せな社会を作るには感謝、調和、自由が大切なのかなと思います。

  • 伊藤 より:

    神様との因縁ある魂として引き寄せられている、
    因縁がなければ、この学びとも出会えなかった、ということでしょうか。
    この時代、この時期に同じ学びを行っている人同士もまた、何かしら深いつながりがあるのでしょう。

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