(1)欲の心を満たしきる

八田です、

前回では、幸せになる方法として
次の2つがあると伝えました。

(1)欲の心を満たしきる
(2)欲の心を断ちきる

(1)か(2)どちらかを行うことで
幸せになることが可能ですが、
実際にそんなことのできるのか?
を、これから検証していきます。

まず最初に、
(1)欲の心を満たしきるからです。

これを哲学では「快楽主義」と言います。

この欲望を完全に満たしきれば、
理論上では「幸せ」になることが可能です。

がしかし、欲を満たしきることは実際は不可能です。

食欲を例に挙げてみましょう。

想像してみて下さい。

あなたは毎日、美味しいフランス料理の
フルコースを食べているとします。

来る日も来る日も、毎日毎日、
同じものを食べて、
毎回美味しいと感じるでしょうか。

フランス料理ではなく、
カレーライスでも構いません。

カレーライスが大好物の人であっても、
毎日毎日、カレーライスを食べ続けたら
一体どうなるかを考えてみましょう。

1ヶ月間、朝昼夜と毎日3食、
カレーライスだけを食べ続ければ、
絶対に飽きるはずです。

飽きなかったとしても、
もっと美味しいカレーライスか、
また違う味のカレーライスが
食べたくなるはずです。

自分の好きな食べ物、
美味しい物を食べると、
一時的は満足しますが、

食べ続けると、やがて飽きますし、
飽きると美味しいものでも
不味く感じるようになります。

逆に、不味い料理であったとしても、
空腹の時には、なぜか美味しく
感じるようになります。

このように、おいしくなくても、
お腹が満たされていなければ、
なぜか美味しく感じるのです。

次に睡眠欲を例に挙げてみます。

睡眠欲を無くし、
睡くならないようにする、
ということはできません。

事実、夜遅くまで起きていると、
翌日が睡眠不足で眠くなります。

また、睡眠が完全に満たされたから、
明日から寝なくても大丈夫という人はいません。

さらに言えば、眠り過ぎれば、
逆にもっと眠くなることもあります。

もし、全く眠れなくなってしまったら、
それこそ生命の危険に晒されることになります。

次に色欲を例に挙げてみます。

念願の好きな人と結婚し、
「この人と一緒いることが幸せ」と、
最初は思っていても、時間の経過とともに、

「うちの旦那は優しいけど、
男は優しいだけでは物足りないし、
つまらない」

と、次第に愚痴がこぼれるようになり、
最終的には、「こんな人とは思わなかった」と、
相手を知れば知るほど恋愛感情は冷めて行きます。

次に財欲を例に挙げてみます。

お金がどれだけあったら満足できるでしょうか。

無ければ無いで欲しくなるのが人間の欲求で、
金持ちほどケチだと言われるように、
有れば有るで、もっと欲しくなるのが人間の欲求です。

最後に名誉欲を例に挙げてみます。

どんなに褒められても、
もっと褒めてもらいたくなるのが人間です。

「私はノーベル賞を獲ったから
もう褒めなくて結構です」

なんて言う人はいません。
もっともっとも認めてもらいたくなるのが
人間の性(さが)です。

このように人間の欲が満たされるのは
一時的であり、完全に満たされることはないのです。

ということは、
(1)欲の心を満たしきる
は不可能ということになります。

次回は(2)欲の心を断ちきる
を検証してみましょう。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

八田 芳雅

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