「死」について考える

八田です、

前回では本当の苦しみの根元…
明かりが全部消えていく時…

それが「死ぬ時」だということをお伝えしました。

生命あるものは、
必ずいつかは死ぬ時がやってきます。

そして、どんな人であっても、
この死を免れることはできません。

私たちに100パーセント確実に起きる未来は、
「死」なのです。

しかし、いよいよ死んでいく時には、
今まで一生懸命ともしてきた灯りを全部消して、
独りで死んで行かないといけません。

例えば、楽天家だったとされるゲーテでさえも、
死ぬ数分前に「あぁ暗い。光が欲しい、光が欲しい。」
と言って死んでいます。

フランスの哲学者・ヴォルテールも、
臨終の苦痛にあえぎながら最期に一方を凝視して、

「それ、そこに悪魔がいる。
俺を連れにやってくる。
あれ、奈落が見えてきた。
恐ろしい、恐ろしい、誰か助けてくれ。」
と叫んで息絶えています。

東大の宗教学教授・岸本英夫氏は、
10年間の闘病の末、『死を見つめる心』
という本を出版し、次のように書いています。

「死自体を実感することのもたらす
精神的な苦しみが、いかに強烈なものであるか、
これは知らない人が多い。いや、むしろ、
平生はそれを知らないでいられるからこそ、
人間は幸福に生きていられるのである。
しかし、 死に直面したときには、そうはいかない。」

スイス生まれの精神科医
エリザベス・キューブラー・ロスは、
死の専門家といわれて1 万人以上の
死んでいく人々に寄り添ってきました。

世界的ベストセラー『死ぬ瞬間』では、
「死は、人生で最も素晴らしい経験にもなりうる」
と語っていますが、

いよいよ自分が死ぬ間際には、
インタビューに次のように答えています。

──苦しむ患者を助けてきたのに、
どうして自分を救えないのですか?

「いい質問ね。
私はおかしくなっているんではなくて、
むしろ現実を直視しているだけ。
むしろ頭はさえてるわ。
だって今の自分に満足なんて、
そんなふりはできないわ……。」

──あなたは自分を愛するべきと
本に書いてますよね。

「いや、それにはふれないで。
愛の話なんかしたくないわ。気分が悪くなる。
自分自身を愛せって?よくいったものだ。
私の趣味じゃない。誰がそういったの?
殺してやる。」

死に直面すると、今まで灯していた
色々な明かりが、すべて消えてしまい、
まっ暗な心が胸一面を覆ったまま、
死んで行かないといけません。

殆どの人は、普段は「死」のことを
完全に忘れて生きています。

たまに考えることがあっても、
そこまで真剣に考えることはないでしょう。

ところが、いよいよ自分が
死に直面すると全く違います。

普段は全く気づくことのない、このまっ暗な心が、
実は苦しみの根元だというわけです。

暗い話をして申し訳ありませんが、
これはとても重要なことなので
お伝えさせて頂きました。

 

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

八田 芳雅

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